中学生、10分間計算テストの導入について

通常、授業といえば新しい内容を導入するために行うものです。よって、アカデミアでも定期テスト対策、受験対策期の授業を除けば振り返りは行いません。

たとえば、中3数学の授業で図形分野を学習している時に中1や中2で学習した計算法則を復習している暇はないからです。

一方で、知識や能力というものは常に使っていないと廃れます。

習ったことを能力として保とうと思ったら、ルーティン化して日々練習することが必要なのです。

習っただけでは屁の突っ張りにもなりません。習って理解しても能力にはなりません。能力に転化するするには練習が必要です。練習して能力になっても、ルーティンを怠れば廃れます。

本来、他人による教育は教えるところまでです。習ったことを能力にする、その能力を維持するのは自己教育の範疇です。

であるからこそ、20世紀最大の作曲家であるピエール・ブーレーズは、「真の教育とは自己教育のみである」という名言を遺したのです(彼はパリ音楽院を一年で退学)。

ただ、高校生にもなれば別ですが、すべての中学生に自己教育を求めるのは酷でしょう。

そうかと言って放置しておけば、中1・中2の復習にすぎない模試や入試の大問一で失点するということが平気で起こります。

そこで、自己教育の代補には決してなりませんが、今週より中1と中2の授業に十分間計算テストを試験的に導入します。できれば、授業時間を延長して行いたいところですが、ただでさえアカデミアは終わる時間が遅いので、当面は既成の授業時間内で工夫をいたします。

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