中3小論文講座を開講
今年は中3の国語テキストの進みが早く終わりが近いので、明日の冬期講習より中3国語の時間に小論文の講座を行います。
小論文や作文と言うと、なにやら創造力を要求され何からどう手を付けていいか分からないし、添削以外に指導のしようがないと一般的には思われがちですが、そうではありません。
ジャズのアドリブ、クラシックの作曲、そして絵画など、世の中には創造性の産物の代名詞が存在しますが、すべては「文法」に基づいています。
モーツァルトはたった36年の生涯で600以上の作品を、バッハは65年で1000曲以上の作品を遺していますが、そんなことが可能だったのは当時の作曲にはひな形があり、一つのシンプルなモチーフをそのひな形に流し込むと後はトコロテンのように曲を出力することが可能だったからでした。よって、一曲一曲が創造性の発露という訳ではありません。クラシックの小室哲哉といったところでしょう。
ただ、バッハやモーツァルトは、そのひな形の引き出しが余人の想像を絶するほど豊かで精密であったという点で天才的であったのです。
小論文も似たようなもので、文章上で論理を構成するにはひな形があります。そのひな形さえ身に付けてしまえば、後はテーマをそのひな形に流し込むことでいくらでも文章はかけるのです。
そこで、この冬期講習はアカデミア高校部の小論文・現代文の指導で実践しているノウハウを中3に落とし込んでやってみるつもりです。
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