ACADEMIA 2020「ソーシャル・ディスタンス」の取り組み

小中高校の分散登校が始まり、いよいよ6月より休校措置の解除が視野に入ってきました。

まだ具体的な内容は詳らかにはなっていませんが、解除後もウイルス禍の収束が確認されるまで、学校内で相応のソーシャル・ディスタンスを確保するための措置が取られることが十分に予想されます。

しかし、たとえ学校でソーシャル・ディスタンスが確保されても、塾が過密では意味がありません。最近の韓国の二次流行においては、塾でのクラスター感染が確認されています。また、緊急事態宣言の発令でうやむやになりましたが、宣言の直前に福岡の学習塾でクラスター感染が発生しています。

20世紀のマスプロ教育の遺構である「塾」は、1平方メートルあたりどれだけたくさんの生徒を詰め込んで1人の講師に指導させて加工高を上げられるかをビジネスモデルとしています。

ゆえに簡易パーテーションで区切られた窓のない小部屋に生徒を押し込み、講師が至近距離で長時間にわたって講義をする三密は、「塾」の宿命と言っても過言ではありません。けれども、それがこのコロナ禍の状況においては決して好ましい環境ではないのはもちろんです。

元来、アカデミアは生徒にも講師にもストレスがかからない空間を目指し、環境的にも余裕を持って質の高い授業を行うことを目標の一つとして設立されました。

したがって、各教室の常時換気だけではなく、教室全体の一斉換気ができるように、また各教室はスペース的に余裕があるように当初から入念に設計されています。

しかし、それだけでは十分とは言えません。

そこでコロナ禍の収束が確認されるまでは、適切なソーシャル・ディスタンスを確保するために、一教室の物理的定員が本来24名のところを生徒が隣り合って座らずに済むよう、一教室の定員を17名までといたします。

もちろん、万が一にもご要望がありましたら、24名まではよろこんで受け入れさせて頂きます。その場合、コロナ禍収束まで別教室または自宅でのオンライン授業となりますが、それ以外の条件は対面授業を受けている生徒と全く同じサポートをお約束致します。

以上、勝手を申し上げて大変恐れ入りますが、皆様のご理解とご協力を賜われますよう、

よろしくお願い申し上げます。